AppleのオーディオブランドBeatsの新型ワイヤレスイヤホン「Powerbeats Pro 2」はどれくらいバッテリー持ちがいいのかテストしてみた

Apple傘下のオーディオ機器ブランド「Beats by Dr. Dre」から2025年2月に登場した「Powerbeats Pro 2」は、約1000人のアスリートに協力してもらい1500時間以上の徹底したテストを実施することで、完璧なフィット感を実現したというワイヤレスイヤホンです。そんなPowerbeats Pro 2の心拍数モニタリング機能やアクティブノイズキャンセリング機能などを実際に使用してみたので、続いてバッテリー持ちがどの程度なのか実際に使って測定してみました。
Powerbeats Pro 2 — ハイパフォーマンスイヤフォン — エレクトリックオレンジ - Apple(日本)
https://www.apple.com/jp/shop/product/MX743PA/A/powerbeats-pro-2
Powerbeats Pro 2 - スポーツ&ランニング用ワイヤレスイヤーバッド - Beats
https://www.beatsbydre.com/jp/earbuds/powerbeats-pro-2
Powerbeats Pro 2の外観デザインがどんな風になっているのかは、以下の記事に掲載されている記事を見れば一発でわかります。
Apple傘下Beatsが完璧な着け心地を追求したワイヤレスイヤホン「Powerbeats Pro 2」フォトレビュー - GIGAZINE

実際にPowerbeats Pro 2を使うとどんなことができるのかは、以下のレビュー記事を読めば把握可能です。
Apple傘下Beatsの新型ワイヤレスイヤホン「Powerbeats Pro 2」は実際どうなのか?使ってみたレビュー - GIGAZINE

◆公称
公式ページによると、Powerbeats Pro 2は充電ケースを使用することで最大45時間の連続再生が可能で、イヤーバッド(イヤホン本体)単体だと1回の充電で最大10時間の再生が可能とのこと。アクティブノイズキャンセリングをオンにした場合、連続再生時間は短くなり、イヤーバッドのみで8時間、充電ケースを使うと合計36時間になると記されています。
◆イヤーバッドの連続再生時間を調査
iPhone 15 ProとPowerbeats Pro 2をペアリングして、Apple Musicで音楽を連続で何時間再生し続けられるかテストしてみました。なお、実際にPowerbeats Pro 2を装着したまま生活していたため、適宜音量を調整したり、アクティブノイズキャンセリングをオンにしたり、外部音取り込みモードをオンにしたりしています。
バッテリーが100%の状態から音楽の再生をスタート。なお、Powerbeats Pro 2のバッテリー残量はiPhoneのバッテリーウィジェットで確認しました。

30分経過時点での残量は95%

1時間経過時点での残量は90%

2時間経過時点での残量は75%

3時間経過時点での残量は63%

4時間経過時点での残量は51%

5時間経過時点での残量は38%

6時間経過時点での残量は26%

突然以下のようにイヤーバッドのバッテリー残量を左右別々にチェックできることもありました。どうやら左右のイヤーバッドのバッテリー残量が少ない方を表示しているようです。

7時間経過時点での残量は15%

8時間経過時点での残量は9%

9時間経過時点での残量は5%

9時間半経過時点での残量は1%となり、その後すぐにバッテリーが切れました。

なお、バッテリーが切れたのは片方のイヤーバッドだけで、バッテリーが残った方のイヤーバッドは、その後、1時間以上音楽を流し続けることができました。ただし、片耳になるとアクティブノイズキャンセリングを有効にできなくなる点には注意が必要です。

◆イヤーバッドの充電時間を調査
続いて、イヤーバッドの充電にどれくらいの時間がかかるのか計測してみました。
充電開始してすぐにイヤーバッドのバッテリー残量は1%になりました。

10分経過時点での残量は33%

20分経過時点での残量は42%

30分経過時点での残量は54%

40分経過時点での残量は64%

50分経過時点での残量は75%

1時間経過時点での残量は84%

1時間10分経過時点での残量は89%

1時間20分経過時点での残量は94%

1時間30分経過したタイミングで画面を確認したところ、ちょうどバッテリー残量が100%に切り替わりました。

◆充電ケースで何回イヤーバッドを充電できるのか調査
充電ケースを満充電にした状態で、イヤーバッドをバッテリー0%の状態から何回フル充電できるか測定します。
1度目のイヤーバッドフル充電で充電ケースのバッテリー残量は75%まで低下。


2度目のイヤーバッドフル充電で充電ケースのバッテリー残量は35%まで低下。


3度目ではイヤーバッドをフル充電することができませんでした。充電ケースのバッテリー残量が0%になった状態でのイヤーバッドのバッテリー残量は78%。

◆充電ケースを充電するのにかかる時間を調査
Powerbeats Pro 2の付属書類や公式サイトをチェックしても充電ケースの対応ワット数に関する記述がなかったので、Apple公式のチャットサポートに問い合わせてみることに。しかし、チャットサポートでもワット数に関する有効な資料が確認できないとのことで電話対応に回されてしまいました。さらに、電話対応でもPowerbeats Pro 2の充電ケースの最大ワット数に関する情報が見つからないとのことで、最終的に「Apple製品はどのワット数の電源アダプタでも充電可能です」という回答に。というわけで、手元にあった出力20WのUSB-C電源アダプタで充電ケースを充電しました。

iPhoneのバッテリーウィジェットに充電ケースのバッテリー残量を表示するには、ケースにイヤーバッドを収納する必要がありました。しかし、イヤーバッドを入れたままにしているとイヤーバッドも充電されてしまうため、充電ケースの充電速度が遅くなってしまいます。

そこで、充電時は基本的にイヤーバッドを充電ケースから出した状態で放置しておき、バッテリー残量を確認するタイミングでのみイヤーバッドを出し入れしています。

充電開始

10分経過時点での充電ケースのバッテリー残量は11%

30分経過時点での充電ケースのバッテリー残量は37%

1時間1分経過時点での充電ケースのバッテリー残量は77%

1時間30分経過時点での充電ケースのバッテリー残量は97%

1時間50分経過時点での充電ケースのバッテリー残量は99%です。

なお、Powerbeats Pro 2はAmazon.co.jpでも販売されており、公式ストアよりも安価な税込3万6182円で購入できます。
Amazon.co.jp: Beats Powerbeats Pro 2ワイヤレスイヤフォン - ノイズキャンセリング, Apple H2チップ, 心拍数モニター, IPX4, 最大45時間の再生時間(ワイヤレス充電対応ケースを使用した場合), AppleとAndroidに対応 - ジェットブラック : 楽器・音響機器

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