家庭用エアコンの室外機でNVIDIA GeForce RTX 4090をガンガン冷やす水冷式PCを設計

NVIDIAのGeForce RTX 5090は最大消費電力が500Wを超え、その分かなりの発熱が予想されるため、安定した冷却システムの構築が求められます。中国で技術系動画を投稿する电解碳酸钠氏が、家庭用エアコンの室外機を使ってGPUを冷やすシステムを設計した動画を投稿し、話題となっています。
用空调给电脑散热?水冷直通稳压千瓦功耗,5090最佳伴侣!_哔哩哔哩_bilibili
RTX 4090 liquid cooled with 12,000 BTU air conditioner, RTX 5090 up next — GPU runs at 20C | Tom's Hardware
https://www.tomshardware.com/pc-components/liquid-cooling/rtx-4090-liquid-cooled-with-12-000-btu-air-conditioner-rtx-5090-up-next-gpu-runs-at-20c
电解碳酸钠氏が投入したのは、1万2000BTUのエアコンの室外機です。消費電力は約1200W。サイズは765mm×268mm×550mmで、一般的なGPU用冷却ユニットと比べると明らかに巨大。

室外機内部を開けて圧縮機の部分を取り外し、PCの冷却液(クーラント)のポンプを設置します。

クーラントは室外機内にある熱交換ユニットを通り、巨大なファンと銅管で冷却されるという仕組み。

电解碳酸钠氏は室外機の外装にNVIDIA・AMD・Intelのロゴパネルを貼り付けます。

冷却システムのモニタリングパネルを室外機に装着。

これで完成。PCタワーとモニターの間にエアコンの室外機が鎮座している姿はかなり異様。

PCの水冷システムに室外機を繋ぎます。

室温23.4度の状態で、FurMarkやAIDA System Stability Testを使ってGPUに約40分間負荷をかけましたが、システムCPUコアの温度はテスト開始時よりわずか2度しか上昇しなかったとのこと。

次に电解碳酸钠氏は、室外機とPCをまるごと屋外に運び出してテストを行いました。

屋外に出してPCの電源をオンにした時点で、GPUの温度はわずか2度、ホットスポットは12度でした。

そして、同じストレステストを行っても、GPU温度が20度、GPUホットスポットは36度でした。

电解碳酸钠氏は、RTX 4090でのテストに満足しており、RTX 5090でも十分な冷却性能が期待できるとコメントしています。
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in ハードウェア, 動画, Posted by log1i_yk
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