トランプ大統領がTwitter(現X)による永久凍結を巡る法廷闘争に終止符、Metaは同様の訴訟で38億円もの和解金を支払うことに合意済み

2021年1月、ドナルド・トランプ大統領はFacebook・Twitch・Shopify・Twitter・YouTubeなどさまざまなプラットフォームから追放されました。これを受け、トランプ大統領は訴訟を提起していたのですが、Twitter(現X)との訴訟はついに終わりを迎えたようです。

Trump ends legal battle over Twitter ban | TechCrunch
https://techcrunch.com/2025/02/08/trump-ends-legal-battle-over-twitter-ban/

2021年1月、ドナルド・トランプ大統領の支持者が連邦議会議事堂を襲撃するという事件が起きました。この事件の直前、トランプ大統領は支持者に向けて「議事堂に向かおう」と呼びかけており、支持者によるデモ活動を扇動したとして批判が殺到。

アメリカの連邦議会議事堂にトランプ氏支持者らが侵入し女性1名が撃たれて死亡した事件の現場ムービー - GIGAZINE

これを受け、Twitterをはじめとする複数のソーシャルメディアが、トランプ大統領のアカウントを永久あるいは半永久的に凍結するという追放措置を取りました。

Twitterがドナルド・トランプ氏のアカウントを永久BAN - GIGAZINE

ソーシャルメディアからの締め出されたことに対し、トランプ大統領はFacebook・Twitter・YouTubeの3社を訴えることで対抗。

トランプ前大統領がFacebook・Twitter・YouTubeの3社を訴える - GIGAZINE

この訴訟において、連邦裁判所は2022年に訴訟を棄却していますが、被告側は控訴を続けていました。

トランプ大統領側の主張が棄却されてから、イーロン・マスク氏がTwitterを買収し、Twitterの名称をXに改名しています。また、トランプ大統領は各ソーシャルメディアからの追放を受け、自身のソーシャルメディアである「TRUTH Social」を立ち上げました。その後、凍結が解除されてからも、トランプ大統領はTRUTH Social上で精力的に情報発信を行っています。

そして新たに、2025年2月7日に裁判所に提出された文書から、原告側のトランプ陣営と被告側のXの両者が裁判所に訴訟の取り消しを求めていることが明らかになりました。文書には双方が訴訟の費用を負担すると記されている以外、詳細はありません。

なお、Facebookの運営元であるMetaは、2025年1月に同様の訴訟でトランプ陣営と和解しており、和解金として2500万ドル(約38億円)を支払うことに同意しました。

Metaがトランプ大統領に38億円を支払うことに合意、FacebookやInstagramからの無期限追放をめぐる訴訟の和解金として - GIGAZINE

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