現実世界&異世界で同時に起き始めた異変、明かされる謎……最終章開幕!「勇者で社畜の兼業ライフ」第8話(前編)【先行公開】

魔物がはびこる「異世界」から「現代日本」へと転移してきた勇者・クズール。ブラックすぎるゲーム会社に拾われて社畜の日々を過ごしたり、勇者を狙う魔王軍幹部たちの猛攻をしのいだりと大変な毎日を送りつつ、2つの世界を股にかけた「兼業生活」は順調に見えました。しかし、そこに大きな亀裂が生まれ始めます。現代日本に現れた、いるはずのない魔物たち。異世界で発生した、あるはずのない感染病。小さな違和感は、世界的な問題へと発展していく……という最終章が開幕する「勇者で社畜の兼業ライフ」第8話前編は、2024年10月23日ごろ更新予定。最新話はGIGAZINEシークレットクラブ(GSC)で一足早く公開しているほか、GSCメンバーはマンガ読み放題の本棚にもアクセスできるため、ぜひここからチェックお願いします!
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◆「勇者で社畜の兼業ライフ」第8話前編あらすじ
「コナム」という世界出身の勇者・クズール。出自や素質から勇者に認定されるも、当の本人は体力カス&根性ナシ&ビビりで不真面目とへっぽこすぎる勇者でした。

へっぽこながら優秀な仲間に支えられて勇者業をこなしていたクズールでしたが、強力な魔物に出会った結果大敗を喫しました。命の危機を感じた直後、クズールはまったく見知らない世界、現代日本へと転移してしまいました。

仲間と故郷を失った失意のままわけもわからず沈むクズールを拾ってくれたのは、イベント会場に来ていた美女・ワルキューレ。泊まり込みで仕事もくれるというので着いていった結果、ワルキューレが勤める超ブラックなゲーム会社でクズールは社畜としてコキ使われることに。さらに、コナムからの迎えも現れ、最終的にクズールは「平日は現代日本で社畜、休日はコナムに帰って勇者業」というしんどすぎる兼業生活を送ることになりました。

その後は、兼業したことが知識や力をつける修行になっていたり、勇者を脅かそうと会社に潜入したサキュバスとなんだかんだ仲良くなったり、ウソの余命宣告でダマしてくる魔王軍の医者をやっつけたり、ホワイトな同業他社や魔王軍に寝返ろうとして痛い目をみたりと、忙しいながら楽しく平和な毎日を送っていました。

しかしそんなある日、いつものように会社で目を覚ますと、テレビのニュースで魔物の出現が報じられているのを目にします。クズールが現代日本と異世界コナムを行き来しているのは特殊な魔法のおかげなので、そのへんの魔物がこちらに来ることはできないはず。

さらにトラブルは続きます。クズールの仲間の一人であるフレアが、回復魔法でもどうにもならないほど重い病気にかかってしまいました。その正体はインフルエンザ。コナムには存在しないはずの病気です。

起きたトラブル自体はささいなもので、あっさり解決することができました。それでも、わけがわからない謎は残ります。そんなとき、クズールの上司であるワルキューレが、クズールに何かを語りかけます。謎多き世界と勇者、そしてミステリアスな美人上司が明かす衝撃の内容とは?

怒濤のような最終章が開幕する第8話前編は以下から読むことができます!
勇者で社畜の兼業ライフ デスマ8(前編)「勇者と社畜と世界の謎」

「勇者で社畜の兼業ライフ」はGIGAZINEマンガ大賞の受賞作からの連載です。原作脚本や作画、もちろんマンガ作品もいつでも募集中なので、興味がある方はぜひ以下のリンク先から詳細を参照して応募してください。それでは引き続き、よろしくお願いします。
「GIGAZINEマンガ大賞」2024年10月度募集開始&新連載情報はこんな感じ - GIGAZINE

◆作画担当・原作担当プロフィール
原作・脚本:うなぎや山椒(つまびく)
https://x.com/manjimaru0810
ネーム・作画:cygnusil
https://x.com/oekaki1000

キャラクターデザイン:ヒャク
https://x.com/hyakuginn
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◆GSCメンバー限定おまけ 第8話前編メイキング
第8話は最終章が始まる重要な回のため、演出面で工夫しているポイントがいくつかあります。まず1ページ目は、以下の画像左のように「ニュースを見てリアクションするクズール」というコマになっていました。クズールの驚きがよくわかるためこちらも良かったのですが、第8話はコミカルすぎない雰囲気作りをしたかったため、ニュース画面だけ見せる形に変更しています。

細かい演出による印象の変化は、2ページ目でも見ることができます。以下の1コマ目は、左の修正前だとワープゲートから出てくるファロンというキャラクターが上半身だけですが、右ページではほぼ全身を描いています。全身が飛び出て抱きついてくる方がより勢いを感じたため、このように変更。また、右の修正後ページには、修正前ページにはいなかったキャラクターが登場しています。「インフルエンザだ」というのは見てすぐわかるものじゃないのでは?という指摘をふまえ、第6話に登場した「魔物の医者を連れてくる」という采配になりました。また、「インフルエンザですね」というセリフの周りにウイルスを描写することで、重要なセリフが流れてしまわないような工夫も施されています。

演出による変更としては、以下のページも重要です。「何か知ってるんですか!?」「うん、私は何でも知ってるお姉さんだから」というやりとりはそのままで、画像右の修正後ではワルキューレの目元のカットが入ることで、ぐっと引き締まった印象があります。

また、以下のページでも同様に、「だって私」と秘密をカミングアウトするコマの直前に、ワルキューレの目元のカットが「間」として入っています。このように、同じやりとりの流れでも、間に挟まるコマによって印象が大きく変わります。

そして8話前編で最も重要なシーンは、以下のように変化しています。左が修正前、右が修正後。キャラクターの足元まで描くのは難しく面倒なため省略しがちですが、だからこそ全身をしっかり描いたコマでは、印象的なシーンにすることができます。

最終ページの「引き」もいくつか検討されました。画像左だと、絵はおもしろいものの最後に読む文字が「げそ…」となってしまうのが少しもったいない点。画像中央のような第1話をセルフパロディした形も検討されましたが、最終的には「ハイパー兼業」というワードが最後に来て目立つように、セリフとリアクションを一緒に描く形になりました。

最後に、以下は扉絵の別案。オフィスの窓に映る勇者姿のクズールがオシャレな演出ですが、扉絵としてのわかりやすさを優先して、掲載時のものに変更しています。

その他「こんなメイキングをGSC特典で見たい!」「この情報が気になる」というご意見・ご要望などありましたら、「GIGAZINEマンガ大賞質問受付フォーム」からご連絡ください。今後もGSC限定で先行公開のほか、裏事情+ノウハウも分かる秘蔵資料なども公開していきますので、引き続き応援よろしくお願いします。
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