リアルタイムでファンと対話する「AIマリリン・モンロー」が誕生

AIを駆使した「デジタル・ピープル」を開発するSoul Machinesが、故マリリン・モンローの知的財産を所有しているAuthentic Brands Groupと提携し、モンローのように会話をするAI「デジタル・マリリン」を開発しました。
Digital Marilyn | Soul Machines
https://www.soulmachines.com/digital-marilyn-monroe-notification
Marilyn Monroe AI Sparks Backlash for Digital Marilyn
https://www.hollywoodreporter.com/news/general-news/marilyn-monroe-ai-backlash-digital-marilyn-1235846845/
AI Marilyn Monroe adds to the list of dead celebrities digitally resurrected without consent
https://www.engadget.com/ai-marilyn-monroe-adds-to-the-list-of-dead-celebrities-digitally-resurrected-without-consent-184554216.html
「デジタル・マリリン」は、高度な自然言語処理、ディープラーニング、GPT 3.5を使ってリアルタイムでファンと対話するとうたわれたAIチャットボットです。Soul Machinesによると、デジタル・マリリンはモンローの声やしぐさでユーザーに返信し、モンローの逸話について話したり、パーソナライズされた会話をしたりすることが可能だとのこと。
Soul Machinesのグレッグ・クロスCEOは「デジタル・マリリンは単なる印象的なモノマネではなく、リアルで自然な会話を行うことができる自立的なデジタルパーソンです。魅力的な対話と感情のこもった知能によって、象徴的な人物に命を吹き込みます」と説明しました。

デジタル・マリリンが登場したことを受け、マリリン・モンローの肖像権を所有している団体と契約したとは言え、亡くなった人物を本人の同意なしにAIで再現することは倫理的に問題があるとの声が上がっています。
特にAIとエンターテインメント業界の間で不和が生じている昨今、有名人の顔を本人の同意なしに利用する行為については多くの議論が行われてきており、故人をAIで再現する動きを「不穏だ」と見なす声もあります。ハリウッドでは、俳優たちのストライキにより、俳優の顔をAIに流用するためには生前に同意を得る必要があるとの取り決めが結ばれることとなりました。
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in ソフトウェア, ネットサービス, Posted by log1p_kr
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