加熱して保温容器に入れておくと余熱調理が行われ鍋の面倒を見なくてもいいサーモスの真空保温調理器「シャトルシェフ」を使ってカレーを作ってみた

保温・保冷容器で知られるサーモスの製品ラインナップには、水筒やマグカップなどのほかに、加熱した調理鍋を保温容器に入れることで余熱による調理が自然に行われる真空保温調理器「シャトルシェフ」があります。実際に調理体験がどのように変わるものなのか、シャトルシェフを使ってカレーを作ってみました。
真空保温調理器シャトルシェフ/KBJ-3001 | シャトルシェフ・調理器 | サーモス 魔法びんのパイオニア
https://www.thermos.jp/product/detail/kbj-3001.html
シャトルシェフの箱はこんな感じ。

開けてみると、保護するための段ボールが現れました。

段ボールを取ってみると、袋で保護されたシャトルシェフが入っていました。

箱の中にはシャトルシェフ本体と取扱い説明書類が入っています。

さらにシャトルシェフ本体の保温容器のフタを開けてみると、保温容器本体や調理鍋のフタ、調理鍋本体が収納されていました。

保温容器のフタには、「保温容器は加熱しない」「調理・保温中に保温容器は持ち運ばない」などの注意書きが記されています。

同様の注意書きは保温容器本体にも明記されています。

保温容器本体のサイズは直径24cm×高さ13cm。

内径は約23cm。

調理鍋のサイズは幅30cm×高さ9cmです。

また、調理鍋の内径は約19.5cm。

保温容器、調理鍋を含めた全体の重量は実測で2.35kgでした。

今回はビーフカレーを作ってみます。手順としては、通常のビーフカレーと同様、まずじゃがいもの皮をむき、一口大に切ります。

にんじんも皮をむき、乱切りに。

玉ねぎは色紙切りにします。

調理鍋に油をひいて熱し、牛肉を炒めます。

続いて野菜を炒めます。

ある程度炒めたら、調理鍋に炒めた具材を移し、水3カップ(約750ml)を加えます。

沸騰したらアクを取りつつ、5分間加熱します。

その後、火を止め保温容器にセット。

フタを閉めてそのまま30分以上待機します。

保温容器に入れた直後の調理鍋は、フタの温度が約80℃。

保温容器外側の温度は25.1℃でした。

保温開始から15分経過した時点の温度を視覚化するとこんな感じ。フタと容器のつなぎ目や、持ち手の部分が約35℃に上昇しています。

30分経過時点でも保温容器の温度は34.5℃。手で触ると、ほんのりと暖かさを感じます。

30分以上たったら、調理鍋を取り出します。

取り出した時点での調理鍋のフタの温度は約85℃。入れたときより温度が上がっているのは、中のカレーの熱によってフタが温められたあと、保温容器にしっかりと守られていたので冷めることがなかったためと考えられます。

再びコンロへ移動。調理鍋にルウを投入。

弱火でとろみが付くまで混ぜながら5分間煮込みます。

煮込み終えたカレーがこんな感じ。

皿に盛り付けて完成です。

食べてみると、トロッとした食感のルウには牛肉や野菜のうまみがしっかり染みこんでおり、食べるたびに奥深い具材の味が口の中に広がります。30分間火を使わずに煮込んだにもかかわらず、じゃがいもやにんじんにはしっかりと火が通っていました。

シャトルシェフは、保温容器に入れて放置するという性質上、コンロの火加減を確認しておく必要がないため、時間にゆとりが生まれます。そのため、コンロの火をかけっぱなしにしてしまったという事故も防げるだけでなく、目が離せない小さな子どもがいる家庭などでも安心して調理を行うことが可能です。また、保温調理を行うことで電気やガスを使う必要がなく、家計の節約にもつながります。
サーモス「シャトルシェフ」は公式サイトで入手可能なほか、Amazon.co.jpでも購入可能で、記事作成時点の価格は税込7564円でした。
Amazon.co.jp : サーモス 真空保温調理器 シャトルシェフ 2.8L (3~5人用) レッド 調理鍋ふっ素コーティング加工 KBJ-3001 R : ホーム&キッチン

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