X(旧Twitter)が新たな求人情報検索ツールをブラウザで一般公開、iOSやAndroidアプリでも利用可能になる予定

X(旧Twitter)の親会社であるX Corp.は2023年5月に、技術系人材紹介サービスのスタートアップである「Laskie」を買収し、Xと人材マッチングサービスの統合に取り組んでいます。新たにXが、LinkedInのような「求人情報検索ツール」をブラウザ上で公開しました。

X Job Search
https://twitter.com/jobs

X’s job search tool is now live on the web
https://www.engadget.com/xs-job-search-tool-is-now-live-on-the-web-010200007.html

X Adds New Job Search Element to Highlight Roles Posted by Companies in the App | Social Media Today
https://www.socialmediatoday.com/news/x-adds-new-job-search-element-to-highlight-roles-posted-by-companies-in-the/700119/

Xは以前から、Xを単なるSNSではなく金融サービスやその他の機能も含めた「エブリシングアプリ」にすることをもくろんでおり、2023年8月に発表された企業アカウントの求人情報掲載機能「X Hiring」もその一環とみられています。

そんな中、Xがシンプルな求人情報検索ツールである「X Job Search」をブラウザ上で公開しました。実際にページへアクセスしてみると、以下のように「Keyword(キーワード)」と「Location(場所)」の入力欄と、「Search(検索)」ボタンが並んだシンプルな画面が表示されます。

試しに「Keyword」欄に「project manager(プロジェクトマネージャー)」と入力し、「Location」欄に「San Francisco」と入力してみます。すると、Location欄にいくつかの選択肢が表示されるので、今回は「San Francisco, CA」を選択。

「Search」をクリック。

すると、プロジェクトマネージャーに関連するさまざまな企業の求人情報がずらりと表示されました。

求人情報には具体的な職務内容や責任、応募者に求める素質や資格などが記載されています。また、従業員に提供される福利厚生やサポート、推定給与範囲なども公開されていました。

気に入った求人があれば「Apply now」をクリック。

すると、企業公式の応募受付ページが開きました。記事作成時点では、Xの求人情報検索ツールはブラウザ上でのみ利用できますが、iOSとAndroidアプリでも間もなく利用可能になる予定だとのこと。

イーロン・マスク氏は以前、「XがLinkedInの競争相手としてクールであることを証明します」と言及していましたが、今回リリースされたものはあくまで基本的な検索ツールにとどまっており、応募するにはサードパーティーのウェブサイトを使用しなくてはなりません。しかし、8月に行われたプライバシーポリシーの改訂では、ユーザーの職歴や学歴に関する情報も収集する予定であることが記載されており、採用者と求職者の積極的なマッチングをアプリ上で展開する意欲を見せています。

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