「伊賀越え」を徒歩で再現する旅2日目にしてトラブル発生【2日目:山口城~小川城跡】

徳川家康が本能寺の変の知らせを聞いて大阪から愛知県岡崎市に位置する岡崎城まで3日で逃げ帰ったという「伊賀越え」を徒歩で再現する旅に出ています。伊賀越え1日目はルートを少し外れたものの大体予定通りに進めたのですが、2日目には大きなトラブルが発生してしまいました。
◆2日目の予定ルート
伊賀越え2日目は宿泊地から1日目のゴール地点である山口城跡へ戻った後、「遍照院」「小川城跡」「桜峠」を経由して「徳永寺」まで行くという45.1kmのルートを予定していました。
◆山口城から遍照院へ
1日目のゴール地点である山口城へ戻ってきました。ここから国道307号をひたすら進みます。

甲賀行きの案内に沿って進みます。

前日の疲れが取れきっていないのか、息切れはしないものの足取りが重く感じます。

バイパスなどの自動車専用道は避けて、徒歩でも進める道を行きます。

1日目に山口城で見た旗と同じ外観の旗を発見。

「遍照院」と記されていますが、ここはまだ遍照院ではありません。おそらく「遍照院行きのルート」ということを示しているのでしょう。

山口城から遍照院までのルートは、緩やかな上り道が続きます。段々足が痛くなってきました。

遍照院への道筋を示す「ここ入る」と記された案内板を発見。

案内板に沿って進みます。

かなりの急登。

駐車場は広めに用意されていました。

伊賀越えの概要を記した案内板を発見。案内板によると、家康は遍照院で夕食を食べたとのこと。

遍照院に到着。

「家康公 腰掛けの石」がありました。ここに家康が座ったのでしょう。

石の付近には「京都山城の国 名木百選 飛龍紅梅」の案内板もありました。

すでに7月なので花は完全に散っていましたが、地域新聞洛タイ新報の記事によると梅の季節にはキレイなピンク色の花が咲くそうです。家康も梅の花を見ていたのかも。

立派な鐘もありました。

◆遍照院から小川城跡へ
遍照院から国道307号に戻り、次の目的地である小川城跡を目指してひたすら進みます。

トンネルも通過。

登坂車線が用意されるほど急な上り坂もありました。

京都府を抜けて滋賀県に到達。

道沿いには茶畑が広がっています。

滋賀県に入ったあたりから、足の裏が激しく痛み出しました。1歩進むたびにズキズキ痛むので、数分に1度ごとに足を休めながら進みます。

筋肉がこわばったような痛みなので、痛い部分を指で押してマッサージしてみるものの、効果なし。

足の裏を確認すると、大きなマメができていました。マメの部分が地面に触れないように無意識のうちに足の動きがおかしくなり、足が痛くなってしまったのかも。なお、画像をクリックすればモザイクなし版を閲覧できますが、少しグロテスクなので注意。

何とか家康の足跡をたどりたいので、スローペースで歩き続けます。周囲には茶畑が広がっていますが、景色を楽しむ余裕はなし。

1歩ずつゆっくり歩きます。

特に上り坂がキツイ。

まさに夏といった天気で、太陽がジリジリ照らしてきます。

未舗装の道路を歩く際は、痛みがかなり和らぎます。アスファルトの硬さが足を痛めつけているということなのでしょう。

小川城跡を目指して少しずつ進みます。

遍照院から小川城跡までの距離は12.5kmで、通常時なら2~3時間で進める距離ですが、今回は5時間かかりました。しかも、道を間違えたためか私道なのか公道なのか区別のつかない場所に出てしまいました。Googleマップによるとこの先に小川城跡があるのですが、他人の土地に入ることは避けたいので、やむなく撤退。

国道に戻る途中に「中の城跡」という別の城跡への案内板を発見。ここまで歩いて何の成果も得られないのはくやしいので、中の城跡を目指すことにします。

案内板は山の中へと誘ってきます。童話なら、確実に人ならざるもののワナです。

道なのか木が倒れた跡なのか区別のつかない場所を進みます。ただ、地面が柔らかいため足の痛みは抑えられています。

しばらく進んで中の城跡に到着。しかし、木がうっそうと茂っているのみで、石垣などは見当たりませんでした。

国道に戻ろうとアスファルトの道に戻った瞬間に、足の裏に激しい痛みが襲ってきました。重度のケガにつながると良くないので、これ以上歩くのはやめて宿泊地に移動することにしました。

というわけで、今日の行程は小川城跡まででギブアップ。

今日歩いたルートが以下。歩行距離は21.2kmでした。明日の朝に痛みが引いていたら挑戦を続行する可能性もありますが、正直に言って、これ以上の続行は絶望的です。
・つづき
徳川家康の「伊賀越え」を徒歩で再現する旅は失敗に終わったので家康が成し遂げられた理由を考えてみた - GIGAZINE

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in 取材, Posted by log1o_hf
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