「iPhone 14 Pro Max」を分解してみた動画が早速登場、高性能カメラモジュールや大容量バッテリーが丸裸に

2022年9月16日に「iPhone 14」「iPhone 14 Pro」とともに登場した「iPhone 14 Pro Max」を、YouTubeチャンネルのPBKreviewsがバラバラに分解して中身を確認しています。
Apple iPhone 14 Pro Max Disassembly Teardown Repair Video Review - YouTube

これがPBKreviewsが用意したiPhone 14 Pro Maxです。

まず、本体底面にある2つのネジを外します。

そして、ヘラを用いてディスプレイを持ち上げます。

中身はこんな感じ。見える範囲の大部分を占めるバッテリーや、「A16 BIONIC」と書かれたチップ、金属製のプレートなどが確認できます。

PBKreviewsはさらに分解を進めます。チップを取り囲む部分のネジを全部外すと……

チップを取り出せます。黒い部分は熱対策のためのグラファイトのパッド。

裏面はこんな感じです。

次にディスプレイを固定しているケーブルを外し……

ディスプレイを完全に取り離します。

ディスプレイの裏側はこんな感じ。やはりグラファイトパッドが付けられています。

角には光センサーと近接センサーがあります。

次に、バッテリーを取り外します。バッテリー周囲には粘着性の物質が付着していて、そのままでは取り外しが困難なため……

イソプロピルアルコールを滴下し、30~60秒そのままにしておく必要があるそうです。

取り外したバッテリーはこんな感じ。4323mAhの容量がこの大きさで実現しています。

今度は、カメラを取り外します。まずは本体上部にある合計8つのネジを外します。

次に金属のプレートを外し……

コネクターを外します。

これでカメラが外せるようになりました。

カメラとセンサーアセンブリがこんな感じ。最も大きいカメラが48MPのメインカメラ、その上が12MPの望遠カメラ、右側が12MPの超広角カメラです。

次に、カメラ近辺にあるネジを外すと……

LiDARスキャナーを外すことができます。

PBKreviewsが触れている金属プレートはスピーカー。

こんな感じの見た目です。

LiDARスキャナーとカメラの近くにはLEDライトも配置されています。

取り外したのがこんな感じ。ケーブルの一端にはマイクも仕込まれています。

残りはマザーボード。いくつかのケーブルとネジを外し……

さらには本体サイドに付けられたネジも外します。ここには5Gのアンテナが付けられています。

これでようやくマザーボードの取り外しが可能に。

見た目はこんな感じです。

カメラ付近には別のアンテナもあります。

本体下部にはメインのスピーカーアセンブリがあります。

スピーカーの近くには振動を発生させるタプティックエンジンも。

さらにアンテナアセンブリとマイクを備えたパーツも本体下部に備えられています。

最下層に残ったケーブルは、ワイヤレス充電のために使うものだそうです。

こうしてすべてのパーツにアクセスしたPBKreviewsが付けた修理可能性の点数は10点満点中6.5点でした。AppleがiPhoneをユーザー自身の手で修理することができるプログラムを開始しているためか、交換用パーツの入手のしやすさは満点。しかし、デザインの複雑さから交換に時間がかかることが難点なようです。

最後にPBKreviewsはパーツをすべて元に戻し……

本体の電源を入れて締めくくりました。

・関連記事
iPhone 13 Proをバラバラ分解、製造コストは約6万3000円と推計 - GIGAZINE
iPhoneをUSB Type-Cポートに換装した人物が手順を動画で公開 - GIGAZINE
iPhone14海外レビューまとめ、過去最小のアップグレードでメディアごとに意見が割れる - GIGAZINE
AppleがiPhone 13・iPhone 12・iPhone SEの「自分で修理プログラム」開始 - GIGAZINE
iPhoneの「サードパーティーによるディスプレイ交換が行われた場合Face IDが使用不可になる」仕様がiOS 15.2で変更に - GIGAZINE
・関連コンテンツ
in モバイル, ハードウェア, 動画, Posted by log1p_kr
You can read the machine translated English article A video that disassembled the 'iPhone 14….