初心者でも4K空中撮影できるプロ仕様のドローン「DJI Inspire 1」が登場

初心者でも簡単に飛ばすことができ空中から高画質ムービーを撮影できることで「Drone(ドローン)」という言葉を世間に知らしめたDJIのPhantomシリーズ。このPhantomシリーズの成功を受けて、DJIが初心者でも使える「プロ仕様」のモデルとして「Inspire 1(インスパイア・ワン)」を発売しました。

Inspire 1 | DJI
http://www.dji.com/product/inspire-1

The DJI Inspire One is the coolest drone I've ever seen | The Verge
http://www.theverge.com/2014/11/12/7210621/dji-inspire-one

Inspire 1がどのようなドローンで、Phantom 2からどう進化しているのかは以下のムービーを見れば分かります。

DJI Inspire 1 – “Soar” - YouTube


これがDJIの新ドローン「Inspire 1」

白色の機体

丸形のカメラ

バッテリーシステムも新設計とのこと。

機体後方にLEDランプ

離陸直後にプロペラ一体型のランディングギアが……

こんな感じで機体より高い位置に移動します。

この動きのおかげで機体底面に付けられたカメラは360度ぐるっと周囲を撮影可能。なおこのカメラは4Kムービーの撮影にも対応しています。

プロポ(コントローラー)はこんな感じ。

プロポにiPadを装着して撮影風景をリアルタイムで確認することもできます。

Inspire 1で空中撮影した映像はこんな感じ。

1マイル(約1.6キロメートル)離れた場所から1080pでの撮影が可能。

お城を上空から撮影することも可能。

豪快な川下りや……

室内のアクロバットなスポーツを撮影することもOK。

まるで映画のワンシーンのような映像もInspire 1なら撮影できます。

DJIの開発者にインタビューしたThe VergeのムービーではInspire 1のより詳細な機能が説明されています。

This is the most amazing drone we've seen yet - YouTube


Phantom 2の大ヒットでドローンの存在は一躍世間の知るところになりました。

アニメにも登場するくらいポピュラーな存在に。

しかしプロ仕様のモデルは依然としてハードルが高いもの。

プロが使うレベルのスペックを備えていてかつ、初心者でも簡単に飛ばすことができるのがInspire 1です。

Inspire 1は室内でも安定して飛行が可能。これはGPS頼りのPhantom 2ではできない芸当です。

秘密は機体底面に装着されたカメラ。

このカメラが地面を認識して飛行位置を調整してくれるというわけです。

Inspire 1は4Kムービーの撮影が可能。また1200万画素の静止画の撮影もできます。

ポジションが変化するランディングギアを採用。

おかげでカメラが360度周囲をぐるっと撮影OK。

さらにInspire 1はプロモデルと同様にデュアルコントローラーに対応しており、一人が操縦、一人が撮影というように分担して空中映像の撮影が可能になっています。

プロポにはHDMI外部出力端子を搭載。外部モニターに映像を出力できます。

また、3Dマッピングに対応する専用ソフトで飛行経路を指定することもOK。

撮影したムービーを……

調整してより鮮明な映像にすることもできます。

誰でも簡単に飛ばせるInspire 1ゆえに、飛行ルールの策定は不可欠。DJIは各国政府関係機関と航空規制などを協議しているとのこと。

DJIの新型ドローン「Inspire 1」は、シングルコントロール専用モデルが価格2899ドル(約33万6000円)、デュアルコントロール対応モデルが3399ドル(約39万3000円)、1.6キロメートル先からビデオストリーミングができる「Lightbridge」キットが1400ドル(約16万2000円)となっています。

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