アニメの新たなビッグイベント「AnimeJapan 2014」が開幕

分立開催状態にあった「東京国際アニメフェア」と「アニメ コンテンツ エキスポ」を統一したアニメの新しい大規模イベント「AnimeJapan 2014」が開幕しました。
AnimeJapan 2014
http://www.anime-japan.jp/

◆2014年03月22日 09時55分55秒
実寸大パトレイバーがキャリアに引かれてAnimeJapan 2014会場に登場

◆2014年03月22日 14時09分17秒
自分がアイマス世界に入り込む体験をAnimeJapan 2014の「ヘッドマウントディスプレイ」ブースで味わってきた

◆2014年03月22日 16時16分30秒
キモカワイイ不思議生物がバトルしたりするアニメ映画「センコロール2」2014年夏公開が決定

◆2014年03月22日 16時51分16秒
ロボットアニメ「アルドノア・ゼロ」はあおきえい監督初のオリジナルテレビ作品

もともとアニメ関連で最大のイベントとして開催されていたのは「東京国際アニメフェア(TAF)」でしたが、当時の都知事の言動などによって業界側で離脱の動きが起きて「アニメ コンテンツ エキスポ(ACE)」がスタートしました。しかし、業界にとってもユーザーにとっても似たようなイベントが同時期に2つあるのは好ましいことではないということで協議が行われ、TAFとACEを合わせた新イベント「AnimeJapan 2014」が開催されることになりました。
会場は東京ビッグサイト

アニメ業界が全力を挙げてのイベントだからこそ説得力を持つキャッチフレーズ「アニメのすべてが、ここにある。」

東館へ向かう途中にあるゲート

会場は東1ホールから東6ホールまですべてを使用。「東京国際アニメフェア」のときは3ホール分を使っていたので、床面積は倍増したことに。

ホールへの入口の様子はこんな感じ。

ちなみに、ステージイベントは事前申込制だったので今から会場に行っても直接見ることはできませんが、バンダイチャンネルが有料会員向けにライブ配信を行っています。一部は非会員でも視聴可能なので、こちらを見るというのもアリ。
Anime Japan 2014 RGBステージ <バンダイチャンネル有料会員限定>LIVE配信決定!!│バンダイチャンネル
http://aj.b-ch.com/pc/
初日の来場者数は5万9630人(プレス344社/615人)だったとのこと。

◆Production Works Street
今回、主催者企画の1つとして行われたのがアニメを作るというのはどういう作業が必要なのかということを解説した「Production Works Street」

アニメ産業は2012年時点で1兆3000億円規模、年間222本のアニメが制作されました。

そんなアニメはまず「企画」からスタートします。

例えば、これは「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の企画書。

「THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!」だとこんな感じ。

企画に基づいて脚本が書かれて、コンテ・演出が作られていきます。

「THE IDOLM@STER」のライブシーンの場合、実際にダンスを踊ってモーションキャプチャーを行い、それをもとに絵コンテが描かれています。

「ハピネスチャージプリキュア!」の場合、絵コンテではわりとざっくりした流れだけが描かれていたものが、原画段階で形になっているのがわかります。

さらに、撮影・背景・仕上げで「アニメーション」として完成形に向かっていきます。

このほかにも数々の原画や台本などが展示され、アニメがどのように作られているのかがわかるようになっていました。
◆アニメコラボレーションケース
アニメと地域・企業と数々のコラボレーションが行われています。

かなりインパクトがあったヱヴァンゲリヲンとひげそりとのコラボレーション。


「最低野郎 赤肩」という、装甲騎兵ボトムズのレッドショルダーにひっかけた日本酒。

三井住友海上あいおい生命のシャツを着たラスカル

埼玉西武ライオンズと「劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」とのコラボ

コラボが盛り上がっているといえば「ガールズ&パンツァー」と大洗町。

地元商工会が非常に協力的で、数多くのオリジナル缶バッジが作られています。現地で買い物をして揃えるのも楽しみの1つ。

仙台を舞台にしている「Wake Up, Girls!」

有名グッズとアニメとのコラボも、いろんな作品で行われています。

「宇宙戦艦ヤマト2199」は前田建設工業のファンタジー営業部とコラボ。

ヤマトを建造するために必要な地下空間はどれだけになるのか図面を引いたり……

「総員 安全帯を着用せよっ!!!」という沖田艦長のパネルを作ったり。

森雪による「安全作業で事故のない一日を」は現場にあるとやる気が出るかも?

「輪廻のラグランジェ」はロボットのデザインを日産自動車のデザイナーにやってもらうという変わったコラボを実施

また、作品の舞台となった千葉県鴨川市とのコラボ商品も生み出されました。

「THE IDOLM@STER」のコラボ事例

ufotableは徳島にもスタジオがあるので、その縁で「阿波おどり」とコラボしたポスターを制作しています。

地域とのコラボ事例はこんな感じ

また、各所にはミュージアムがあったりします

こうした施策は、正規の手続きを経ればそんなに難しくないものなのだとのこと。

◆コスプレエリア
今回、屋外と屋内の2ヶ所にコスプレエリアが設けられました。

エリアには、このような「進撃の巨人」に出てくる調査兵団のテーブルセットがあったり……

「魔法少女まどか☆マギカ」のイヌカレー空間風のパネルがあったりして、それぞれの世界に入り込んだような写真を撮ることができるようになっていました。

「ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation」

「うたの☆プリンスさまっ♪」

「キルラキル」

「黒子のバスケ」

「艦隊これくしょん~艦これ~」

「THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!」

「進撃の巨人」

ACOS・COSPAの協力により、1時間1000円で衣装を借りることも可能。

「ガールズ&パンツァー」「DIABOLIK LOVERS」などなど……


制服系統のものから「薄桜鬼」などの和装系まで幅広く揃っています。

◆アニプレックスブース
展示物がてんこ盛りだったアニプレックスブースは数あるブースの中でもかなりの混雑っぷり

「蟲師」ギンコの小箱

2014年7月から放送の新作「残響のテロル」

「THE IDOLM@STER」は大人気で、撮影する人が列を成していました。

ブース内にはキーワードが隠されていて、それを揃えるとグッズがもらえるというイベントが行われていたのですが、抽選待ちにも行列が……。

この行列は……

外にまでつながっていました。

◆マチ★アソビ×ufotable

5月3日~5日に開催される「マチ★アソビ」のブースも。

ufotableがアニメーション制作を担当する「Fate/stay night」が参戦することになっています

ブースにはニュータイプアニメアワードのトロフィーも飾られています。

また、ufotableが現在徳島新聞で連載している「おへんろ。」は近日公式サイトが公開予定だとのこと。

日本最大級のアニソンコラボカフェ「マチ★アソビカフェ」は2014年春にオープン予定

2月23日から開催されている「ぷち★アソビ」は3月30日に最終日を迎えます。

◆NOTTV「みならいディーバ」
NOTTVで放送されている番組「吉田尚記がアニメで企んでいる」では、ニッポン放送アナウンサーの吉田尚記さんが番組企画としてアニメ「みならいディーバ」を制作。

「史上初かも!?生アニメ番組」とのこと

ブースではオリジナルステッカープレゼントや、吉田さんとゲストによるトークショーが開催されました。

放送は2014年夏にスタート。

放送直前に吉田さんに行ったインタビューの様子はこちら。
生アニメ「みならいディーバ」製作総指揮の吉田尚記さんにインタビュー

◆その他
イベント開始前に人で埋め尽くされたオープンステージ。ライブやトークステージなど、会場内でなにかイベントがある場所はだいたいこのように人がギッシリと集まっていました。

東京国際アニメフェアではおなじみのブースだった「牙狼〈GARO〉シアター」は今回も健在。牙狼のスーツは見栄えがして、コンパニオンさんとともに人気の撮影対象となっていました。

新作アニメ情報もあちらこちらで見ることができました。2014年7月開始の「幕末Rock」はホール入り口に巨大バナーを掲出していました。

©「あの花」製作委員会
©NGBI/PROJECT iM@S
©ABC・東映アニメーション
©2012 宇宙戦艦ヤマト2199製作委員会/前田建設工業株式会社
©諫⼭創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
©Magica Quartet/Aniplex・Madoka Movie Project
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©2014 DMM.com/KADOKAWA GAMES All Rights Reserved.
©TRIGGER・中島かずき/キルラキル製作委員会
©藤巻忠俊/集英社・⿊子のバスケ製作委員会
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