実験室のビーカーやフラスコっぽいデザインのガラス食器シリーズ「Periodic TableWare」

化学の実験に使用されるビーカーやフラスコなどのガラス容器に、食卓やバーなどに並ぶグラスやドリンクピッチャーの機能を持たせたのが「Periodic TableWare」です。化学の実験を行っているかのように飲み物を作ったり飲んだりすることができる、かなりおちゃめなガラス容器たちになっています。
Periodic TableWare by Marshall Jamshidi — Kickstarter
http://www.kickstarter.com/projects/31378571/periodic-tableware
この人が開発者のMarshall Jamshidiさん。

試行錯誤の末に作られたPeriodic TableWareは、全部で6種類のガラス容器たちです。

1番最初に作られたのがこのワイングラス。容量は200ml。

そしてこれはデカンター、ビン底の沈殿を取り除くためにワインを移す容器。

使用時はこんな感じで、ワインを飲んでいるのか実験をしているのか訳の分からない状況に陥ります。

もちろんワイン以外の飲み物を入れて、ドリンクピッチャーとして使用することも可能。

この三角フラスコと合体しているのがマティーニグラスで、200mlのドリンクを注ぐことができます。

グラスのベース部分になる三角フラスコには2つの混ざり合わない液体が入っておりこれが2層のカラーを形成、完全に空気が入らないように密閉されており、FDAによる安全承認も得ています。カラーバリエーションは青・緑・紫・赤の4種類。

研究用のビーカーは元の形が飲み物を飲んだり注いだりするのに適したものだったので、容量250mlのロックグラスとして採用されています。

ハイボールグラスにもビーカーの形が使用されていますが、こちらは背が高く容量も350mlに増えています。


そしてこれは大きな三角フラスコの形を使用したカクテルシェイカー。ゴム栓にはステンレス製のマドラーがついています。

さらにストレーナーも付いており、カクテルシェイカーとしての機能を十分に満たしたものです。

実際にこのカクテルシェイカーを使用するとどんな感じになるのかは以下のムービーから分かります。
Pouring Shots from a Periodic Tableware Cocktail Shaker on Vimeo
カクテルをカクテルシェイカーに入れて……

シェイクします。

ゴム栓に付いている金属の栓と……

本体側面のゴム栓を外します。


そしてシェイカーの注ぎ口からグラスに注ぎます。

注ぐとこんな感じで、注ぎ口が小さなおかげで氷がグラスの中に入ることはなく、機能的にも優れた一面を発揮。

カクテルシェイカーには、これらの50mlショットグラスが4つセットで付属します。

さらにストレーナーを使ってカクテルを作っている様子を以下のムービーから見ることができます。
Periodic TableWare Cocktail Pour on Vimeo
カクテルを入れて……

シェイク!

ゴム栓を外して……

ゴム栓に付いているマドラーでカクテルをかき混ぜます。

ストレーナーを……

注ぎ口に装着。

あとはグラスにカクテルを注ぐだけ。

シェイカーやグラスの化学実験をほうふつとさせる見た目と、数種類のお酒を混ぜてカクテルを作る様子が見事にマッチして見る人に衝撃を与えてくれそう。

カクテル完成!

Periodic TableWareが複数そろうと何が何やら分かりませんが、これらは全て飲み物を飲むための容器。

このPeriodic TableWareは現在Kickstarterにて出資を募っており、25ドル(約2500円)の出資でワイングラス・マティーニグラス・ロックグラス・ハイボールグラスのいずれかをゲットでき、485ドル(約4万8000円)の出資ではワイングラス・マティーニグラス・ロックグラス・ハイボールグラスを4つずつと、デカンター、カクテルシェイカーセットをゲット可能、この際専用のチェックボックスが無いので「WINE & COCKTAILS COLLECTION」にチェックしておけばOKです。

なお、出資期限は日本時間で7月15日(月)の午前9時31分です。
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